黒帯への道 * 蓮士君へインタビュー
6月14日昇段審査へ挑んだ蓮士君にインタビューしました。本物の黒帯になるために蓮士君の努力は続きます!
- 入門から合格に至るまで
小学1年の時、友達が空手をしていたので体験をして、その時にしていた組手がかっこいいと思い入会しました。稽古には行っていたものの小学4年くらいまではいつも辞めたいと思っていました。小学6年の時に初めて強化クラスに入ってから、同じ学年の友人たちに負けたくない!というライバル心が出てきて、その気持ちがありここまで続けることができました。
頑張って稽古してきたものの中学1年の準初段の昇級をかけた審査会で拳立てができず不合格となりました。その時後藤先生から「空手をなめるな!」と本気で怒られました。それが悔しく、でも真剣に怒られて嬉しくもありそこから自分から努力するようになりました。家での稽古、道場のいろんな行事に積極的に携わるようになりました。
2020年1月に後藤先生から「黒帯をうけろ!」と言って頂き、それからは学校での部活に加え、自宅でも毎日拳立て・柔軟・ジャンピングスクワット・型・ダンベルなど行い3月の昇段審査を目指して体を作り上げていきました。そんななか、怪我をしコロナウイルスが流行り、3月の昇段審査は中止となりました。3月の審査の日から逆算して、コツコツ体を作り上げてきた努力と、遅くまで稽古に付き合ってくれた友人たちのことを思うと本当に悔しいでした。
しかし学校が休校になり、道場稽古も休みになったなか自主稽古のために道場へ通いました。優斗先生・香織先生・圭佑君・真孝君などみんなが稽古に付き合ってくれました。1人でするより、みんなとすることでキツイ稽古も頑張って続けることができました。
昇段審査の前は、後藤先生とのマンツーマンの組手指導があります。正直稽古も積んで組み手にも自信がついていたところに朝から本気の前蹴りを決められました。先生のわざをくらうとは正直思っていなくて、後藤先生がまだ本気ではなかったことを分からなかった自分が悔しくて悔しくてたまりませんでした。
昇段審査1週間前には、柔軟中に内ももの筋を痛め、痛すぎて全く前に倒すこともできなくなりました。「どうして自分にはこんなことばかりおこるのか。」と思いましたが「何かをやろうと決めた人には必ず試練がやってくる。」と先生から言われました。
改めて黒帯をなぜ目指そうとおもったか!と考えました。
・黒帯に小さい時からなりたいとおもっていた
・小さい子たちに指導ができる黒帯になりたい
・今後黒帯を目指す友人や少年部の子達にアドバイスができるようになりたい
たくさんの人たちに支えられて、刺激を受けて努力することをおしえてもらって黒帯を本気で目指し合格することができました。今後も変わらず努力します。
- 今後の展望
空手を通じて精神面を鍛えられ(強い心・あきらめない心)、努力すること、諦めないことを実感しました。その経験を生かして、これからも自分の稽古もですが少年部の子供達へきちんとした指導や心構えを教えられるよう、また自分が支えられたように今後黒帯を目指す友人たちの力になりたいです。
また受験生でもあるので、苦手な勉強にも空手同様、目標を持って努力していこうと思います。
- 後輩たちへのアドバイス
自分が何か目標を持って努力しはじめると自分が思っていなかったような困難にぶつかると思います。でもどんなときでも諦めずにコツコツと努力をすれば絶対にできないことはないので皆さんも頑張ってください!