2016錬成大会を実施
去る9月11日(日)鹿児島アリーナ武道場にて2016錬成大会を開催しました。
幼年から小学生高学年までの各クラスに分かれての組手個人戦、子どもたちは日頃の稽古の成果を発揮する競技大会です。
後藤道場では年間4つの競技大会を実施しそのいずれもが異なった競技種目で行われます。
その中で組手個人戦だけは年二回になりますが今回の大会は1,2年生の低学年、3,4年生の中学年、5,6年生の高学年で行います。つまり1,3,5年生はひとつ年上の子と試合することになります。この10年程錬成大会をこのように実施していますが学年別の良さとは別でこの種目も1,3,5年生にとっては試練となりとても大きな経験そして成長の糧になっています。
競技大会はとても重要な道場行事になります、しかし後藤道場では競技主体の格闘技としての空手道よりも子どもたちの内面や態度教育を重視した教育支援ということに趣を置き道場運営に心がけています。人生の基盤つくりである小学生以下の子どもたちが最も大切なことは心の成長であると感じるからです。将来、成長し本当にやりたいことを見つけそれに対して懸命に努力できるそんな人間になれるお手伝いをすることが後藤道場の役割です。
競技を通して子どもたちが負けたくない!、悔しい!次は必ず勝ちたい!そんな人間臭い感情を備え何事にもそうであれる、自分に負けない心を学んでほしいと願います。
2020年のオリンピック競技種目に空手道が正式採用されました。それはとても喜ばしいことです。日本の武道が世界に注目されるこんな喜びはありません。
でも日本の武道が西洋式スポーツ競技化されるばかりでそれを追いかけるようではさみしい限りです。武道は本来、己を鍛え人を活かし社会に貢献することを学ぶ修行道です。決して競技に翻弄されてはならないのです。
その上で子どもたちの空手競技大会は大会の趣旨、試合に至るまでの子どもたちの努力過程、試合で得た子どもたちの喜びやくやしさの感情をとても大切にすることだと思います。
一つのことを懸命にがんばりそこから大切なことを得るということを願うばかりです。