ご報告

9月12日にはじめた四国巡礼をこの度無事終えることができました。

四国霊場88カ寺を単独で歩いて通す1300キロの遍路修行は過酷でした。後戻りはできないと覚悟を決めてはじめた修行でしたが山々を駈け上がり、谷を駆け下り、地平線まで歩き続け、毎日平均30キロの道のりはさすがにツラく心身ともに何度も果ててしまいました。その度に気持ちを入れ替え毎日を歩き続けるうちに見えてくるもの、身についてくること、やり続ける自信が備わってきた気がしました。

この四国巡礼ですが、現代ではお遍路といい観光化され有名ですが、1200年前に真言宗の開祖である弘法大師空海が歩き修行した聖地で世界中から修行者が訪れています。

今回私は当時お大師さまが歩いた同じ道を同じ手段で1300キロ自分の足だけで進んできました。

そして様々な教えを頂くことができたように思えます。

空手道を志し34年、道場主宰者として今年でちょうど20年、私がここまで空手をやってこれた恩人である祖母が他界して今年で20年、この節目にこのような修行できたことは私にとって人生の節目になると同時にこれまでの自分を振り返り今後の自分のあり方の指針となりました。

修行を続け一番学んだことは感謝です、自分が常日頃から周りにいかに支えられて生きているかということでした。修行中、お接待といい四国の地元の方々から沢山の応援を頂くことがありました。飲み物を下さる方、おにぎりくださる方、ジュースを飲みなさいと言って小銭をくださる方、道標をしてくださる方、笑顔でがんばってね!と声をかけてくださる方、こんなに人の気持ちに力を頂いたことはありませんでした。また、お遍路は同行二人といってお遍路さんと弘法大師さまは一体でありお遍路さんをお接待することはお大師さまをお接待することでもある、という信仰があありますがそういった四国の信仰心の恩恵を頂き私は大切なことを学ぶことができましたように思えます。

皆様にはこの度貴重な時を頂けたことを感謝しております。この経験を最大限に活かし道場での指導に次世代の育成に本気で取り組んでいく所存です。

ありがとうございました。

後藤道場 後藤寛浄