寒中 霧島高千穂回峰修行
2月23日(祝)天皇誕生日の今日、道場に通う中高生と共に霧島連山の天孫降臨の地である高千穂の峰 山岳回峰修行を行いました(^^)
昨年から行っているこの修行体験で今回は2回目になります。そもそも道場主宰である私が個人的に始めようとした修行ですが賛同する方がおられてはじめる形となりました。
霧島高千穂峰へ登拝する修行ですが山登りとは意識が異なります。それは修行であるということ!先ずは装束といい服装を神様にお詣りするという表れにする、基本的にしゃべらない(休憩中などは自由)など自己研鑽のために自然の中で自然と一体化し集中した時間を過ごす。
普段気づかないことに気づきだす、疲労しきった身体の自分に無力さを気付かされ謙虚な気持ちが現れるなど多岐にわたり自己回帰します。
修行の始まりは霧島神宮がスタートです、神宮にてお詣りをし神宮から登りはじめます。
通常の高千穂峰へは高千穂河原という登口がありますがそこは利便性により車でそこまで行くことができますが今回はそもそもの出発点である霧島神宮の本殿から登拝しはじめます。霧島の樹海8キロをひたすら進み2時間、ようやく通常の登口である高千穂河原に到着です(^^)
山道を2時間も歩きますのですでに脚はパンパンです(^^)休憩をし再び歩きだします。午前8時に出発してから5時間、山頂に到着できました。
この日は曇りの天候で道中は雪が降る氷点下の寒さでしたが歩いてる時は汗をかくほどです。
下山も無事に完了し身体は皆様ヘトヘトですが
(^^)達成感という自信で心は元気になった様子でした。
なんでも利便性を追求し物質的な喜びばかり求めがちな現代に昔ながらのこういう修行で目には見えない心の栄養を身体をもって体験する。それはコロナ禍で思うようにならないというストレスをコロナ禍でなくても実は思うようには何事もならないという仏教の「一切皆苦」という教えに気づくことかもしれません。
謙虚さやあたりまえと思っていたことに感謝でき、それを心の力に変えられるのではいでしょうか。
今回参加の中高生は今年度末に空手の黒帯を目指す、あるいは段位を上げる試験にチャレンジします。空手修行を通して成長してくれることを祈念するばかりです。