漆のお米つくり体験②
よく晴れて涼しい風が吹く9月18日土曜日。
漆の田んぼに行きました。
8月が延期になったので、イネの成長がタイムスリップしたみたいにさらに大きくなっていました。
今回は、『ヒエ刈り』です。
田んぼの先生に、ヒエ刈りをする目的と注意事項をお話しいただいてから、始まりました。
ヒエがあると、カメムシが卵を産みつけるので集まってきて、お米が黒くなってしまうそうです。
子どもたちは、慣れない鎌を手に取り田んぼに入りヒエを刈りました。
イネの高さは子どもたちの顔が出るくらいまであります。その目線の先にぴょんぴょん出ているヒエを見つけて刈っていきます。
もちろん田んぼは広いし、足はとられるし、9月といってもまだ暑いし、地味に過酷な状況でもとても頑張っていました。
途中、カエルや虫に夢中になったり。自然の中では仕方がないものです。
イネを育てることの大変さ、この時点でもとても感じられます。ほぼ毎日食べているお米。育てる大変さを知るだけでは、心からの感謝の気持ちでというのはなかなか難しいかもしれませんが、育てる大変さを体験すると時折思い出して、食べる時にしみじみ感じることができるかと思います。
食について知ることは、人間がただ生きるためでなく、生きる意味を知ることのひとつでもあるかもしれません。
田んぼのあとは、近くで川遊びもしました。正直、川遊びの時の子どもたちの目の輝きが、この日一番でした。
とても楽しそうで、その空間すべてが楽しい空気になっていました。